入れ歯は見た目でバレる?目立ちづらい入れ歯の種類まで紹介
「入れ歯は見た目でバレやすい?」
「目立ちづらい入れ歯はある?」
「目立ちづらい入れ歯の種類が知りたい」
部分入れ歯は両端に金属の留め具が付いているため、見た目が悪く、外見に自信が持てなくなるのではないかと不安に思っていませんか?
入れ歯の見た目は、種類や素材の違いにより、他人から見てバレる場合もあります。
本記事では、「入れ歯は見た目でバレるのか、目立ちづらい入れ歯の種類」を紹介します。
見た目の美しい入れ歯にする場合の注意点まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。
入れ歯は見た目でバレる?
入れ歯の見た目は、使用者の口元に直接影響を与えるため、他人から見てバレる場合もあります。
たとえば、金属のバネや人工歯の色が目立つと、審美性に不安を感じる場合もあります。
しかし、最近では審美性に優れた素材や設計が進化しており、見た目の改善が可能です。
入れ歯の見た目が気になる方は、専門の歯科医師への相談がおすすめです。
入れ歯の見た目は種類や素材で異なる
入れ歯の見た目は、使用される種類や素材によって大きく異なります。
たとえば、金属床義歯やレジン床義歯は金属のフレームが目立つため、審美性に劣ると感じる方もいます。
一方で、ノンクラスプデンチャーやシリコーン義歯などは、金具が見えにくく、自然な見た目を実現しやすいです。
目立ちづらい入れ歯の種類や素材などを選ぶことで、自身の理想とする見た目へ改善できます
目立ちづらい入れ歯「ノンクラスプデンチャー」の種類
目立ちづらい入れ歯「ノンクラスプデンチャー」の種類を紹介します。
- 目立ちづらい「部分入れ歯」の種類
- 目立ちづらい「総入れ歯」の種類
それぞれ解説します。
目立ちづらい「部分入れ歯」の種類
目立ちづらい「部分入れ歯」の種類は、以下の6つです。
- ナチュラルデンチャー
- スーパーナチュラルデンチャー
- スマイルデンチャー
- ビューティーデンチャー
- ミラクルフィット
- バルプラスト
ひとつずつ解説します。
ナチュラルデンチャー
ナチュラルデンチャーは、金属のクラスプを使用しない審美性の高いノンクラスプデンチャーです。
自然な見た目を実現できるだけでなく、体にも優しいため、アレルギーの心配もありません。
ポリアミド系樹脂を主成分としており、軽量な素材で柔軟性があるため、装着感も優れています。
スーパーナチュラルデンチャー
スーパーナチュラルデンチャーは、ナチュラルデンチャーをもとにコバルトクロム合金を使用することで、強度が高まった入れ歯です。
薄く作られており、滑らかで違和感の少ない装着感を得られます。
審美性と機能性を兼ね備えているため、快適に会話や食事を楽しめます。
スマイルデンチャー
スマイルデンチャーは、金属のバネを使用せず、ナイロン樹脂で作られた薄くて透明感のある入れ歯です。
金属アレルギーの心配がないだけでなく、目立ちにくいため、見た目を重視する方に適しています。
ビューティーデンチャー
ビューティーデンチャーは、金属バネを使用せず、義歯を残存歯に固定する設計をしているノンクラスプデンチャーです。
また、食べかすが詰まりにくく、臭いがつきにくい特性もあるため、比較的ケアもしやすいのが特徴です。
審美性に優れているだけでなく、薄く軽く、弾力性もあるため、良好な装着感が叶います。
ミラクルフィット
ミラクルフィットは金属を一切使用せず、弾性のあるプラスチックのみで作成された入れ歯です。
床が小さく、ウィングと呼ばれるバネもないため、装着時の違和感や歯牙への圧迫感が少なく、24時間装着もできます。
バルプラスト
バルプラストは、金属のバネを使用しないノンクラスプデンチャーです。
柔軟性のある素材で作られており、歯茎にジャストフィットしやすいのが特徴です。
また、食べ物が詰まりにくく、残存歯への負担も軽減されます。
薄くて軽く、違和感も少ないため、快適な装着感を得られやすいです。
さらに、金属アレルギーの心配がなく、審美性にも優れています。
目立ちづらい「総入れ歯」の種類
目立ちづらい「総入れ歯」の種類には、BPSエステティックデンチャーがあります。特徴を紹介します。
BPSエステティックデンチャー
BPSエステティックデンチャーは、スイスのイボクラールビバデント社が開発した「BPS(Biofunctional Prosthetic System)」という高度な義歯製作システムをもとにした、フルオーダーメイドの総入れ歯です。
一人ひとりの口腔状態や筋肉の動き、顎の形状などを詳細に分析し、それにもとづいて精密に製作されます。
義歯と口腔内の密着性が高く、外れにくいため、食事や会話時の不安が軽減されやすいのが特徴です。
天然歯に近い色合いや形状を再現し、見た目が自然で、他人からは入れ歯と気づかれにくい仕上がりを実現できます。
見た目の美しい入れ歯にする場合の注意点
見た目の美しい入れ歯にする場合の注意点は、以下の3つです。
- 柔軟性があり動きやすい
- 衝撃で割れる可能性がある
- 保険適用外(自由診療)のため高額になる
ひとつずつ解説します。
柔軟性があり動きやすい
ノンクラスプデンチャーは、審美性を重視する方におすすめな反面、柔軟性から入れ歯が動きやすい特性もあります。
噛む力が歯茎に直接伝わりやすいため、歯茎に痛みを感じる場合もあります。
たとえば、硬い食べ物を噛んだ際に、入れ歯がずれてしまうケースは多いです。
ノンクラスプデンチャーを選ぶ際は、使用目的や口腔内の状態を考慮し、歯科医師とよく相談するのが重要です。
衝撃で割れる可能性がある
ノンクラスプデンチャーは、柔軟性のある特殊な樹脂で作られており、通常の使用では割れにくいです。
しかし、落下や落下後に踏みつけてしまったなど、強い衝撃が加わると破損するリスクもあります。
取り扱いに十分注意し、万が一破損した場合は、速やかに歯科医師に相談をおこなう必要があります。
保険適用外(自由診療)のため高額になる
ノンクラスプデンチャーは、保険適用外の自由診療となるため、治療費が高額になる傾向があります。
ノンクラスプデンチャーの費用相場は「10万〜60万円」程度とされており、保険適用の入れ歯「5,000円〜2万円」程度と比較すると金額に大きな差があります。
ノンクラスプデンチャーを選ぶ際は、費用面も考慮して、事前に歯科医師と十分に相談をおこないましょう。
入れ歯の見た目の美しさを長期的に保つ方法
入れ歯の見た目の美しさを長期的に保つ方法
- 定期的なメインテナンスと清掃をおこなう
- 適切な食生活と口腔ケアをおこなう
- 乾燥をさけて適切な保管・取り扱いをする
それぞれ解説します。
定期的なメインテナンスと清掃をおこなう
入れ歯の審美性を長期的に保つためには、定期的なメンテナンスと清掃が不可欠です。
たとえば、毎日のブラッシングや週に一度の入れ歯専用の洗浄剤などをおこなうことで、入れ歯の見た目と機能を長期的に保てます。
汚れや細菌の蓄積を防げるため、口腔内の健康を維持できます。
適切な食生活と口腔ケアをおこなう
入れ歯の審美性を保つためには、適切な食生活と口腔ケアが必要です。
栄養バランスの取れた食事と口腔内の清潔を維持できると、入れ歯の変色や損傷を防げます。
たとえば、硬い食材や色素の強い食品を避けることで、入れ歯の摩耗や変色を抑制できます。
日常の食生活と口腔ケアを適切におこない、入れ歯の長期的な審美性を維持しましょう。
乾燥をさけて適切な保管・取り扱いをする
入れ歯の審美性を長期的に保つためには、乾燥を避けて適切な保管・取り扱いが欠かせません。
乾燥した環境は入れ歯の素材を劣化させ、変形や割れの原因となります。
使用しないときは水に浸すか、湿度のあるケースで保管するのがおすすめです。
入れ歯の形状や機能を長期的に維持できるため、快適な使用感を得られます。
【まとめ】入れ歯の見た目を改善して美しい外見を取り戻そう
入れ歯の見た目は、種類や素材の違いによって、他人から見てバレる場合もあります。
ただし、見た目を重視したい方は「ノンクラスプデンチャー」など金属を使用しない入れ歯もあるため、歯科医師と相談のうえ検討してみるのもおすすめです。
もし「入れ歯の見た目を改善したい」「入れ歯の長期的な審美性を保ちたい」「入れ歯以外の選択肢も比較してみたい」方は、早めに専門医のいる歯科医院へ相談してみましょう。
大宮いしはた歯科では「入れ歯」をはじめ、「インプラント」や「審美歯科」など、患者さんにひとりひとりに合わせたご提案・治療をおこなっております。
現在の歯の見た目の違和感を改善・解消し、快適な日常生活を送りたいと思っている方は、ぜひお気軽にご相談ください。