2026.01.07

60代の入れ歯の割合は?入れ歯が必要になる主な原因を解説

「60代の入れ歯の割合は?」

「入れ歯が必要になる主な原因が知りたい」

「60代で入れ歯にして恥ずかしい思いをしたくない」

上記の疑問をお持ちの方は、歯を数本失い、入れ歯が必要かもしれないと言われているためお悩みなのではないでしょうか。

60代では一定数の人が入れ歯を使用していますが、入れ歯は使用するかどうかは個人個人の口腔状態によって異なります。

本記事では、「60代の入れ歯の割合について」や「入れ歯が必要になる主な原因」を紹介します。

入れ歯以外の治療の選択肢まで紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

60代で入れ歯を使用している人の割合は?

60代の口腔環境は、長年の蓄積が表面化しやすく、適切なケアや補綴(ほてつ)治療が求められる時期です。

60代になると、約2割の人が入れ歯を使用しています。

  • 60代前半は「約1.5〜1.8割」
  • 60代後半は「約1.9〜2.2割」

引用元:厚生労働省「令和4年(2022年)歯科疾患実態調査結果の概要」表14

この年代にとって入れ歯は決して特別なことではなく、生活の質を維持するための一般的な選択肢のひとつです。

自分の歯を大切に守りつつ、必要に応じて入れ歯という手段を前向きに検討すべき時期といえます。

60代で入れ歯が必要になる主な原因

60代で入れ歯が必要になる主な原因は、以下の3つです。

  • 歯を失う最大の原因「歯周病」の進行
  • 加齢による歯の劣化
  • 過去の虫歯治療の影響

それぞれ解説します。

歯を失う最大の原因「歯周病」の進行

成人が歯を失う最大の原因は、虫歯ではなく「歯周病」の進行です。

60代は長年の炎症が蓄積し、歯を支える土台(歯槽骨)が大きく吸収されやすい時期です。

重度の歯周病は、見た目が綺麗でも根元が不安定になり、最終的に抜歯を余儀なくされるケースが少なくありません。

自覚症状が乏しいため、気づいたときには深刻な状態であることも多い病気です。

土台が崩れる前に適切な処置をおこない、万が一失った際は速やかに入れ歯などで補うことが、残りの歯を守ることにつながります。

加齢による歯の劣化

長年使い続けたことによる「歯そのものの劣化」も、入れ歯が必要になる要因となります。

数十年におよぶ咀嚼や食いしばりによる微細な亀裂が、歯の強度を徐々に低下させていくためです。

また、加齢に伴い唾液の分泌量が減少すると、お口の自浄作用が弱まり、歯の表面が酸にさらされやすくなります。

こうした環境下では、些細な衝撃で歯が折れたり根元から欠けたりするリスクが格段に高まります。

加齢による構造的な変化を受け入れ、入れ歯などによる適切な機能回復をおこなうことが、快適な食生活の維持に直結します。

過去の虫歯治療の影響

若い頃に受けた虫歯治療が、数十年を経て抜歯の原因となるケースも目立ちます。

とくに神経を抜いた歯(失活歯)は非常に脆く、再治療を繰り返すごとに削る部分がなくなっていくためです。

被せ物の隙間から再び虫歯になる「二次カリエス」が発生すると、歯の保存が困難になり、抜歯を選択せざるを得ません。

60代は、過去におこなった治療の「寿命」が次々と訪れる時期でもあります。

古い治療箇所が限界を迎えた際は、無理に持たせるよりも入れ歯などの新しい治療へ切り替えることが、口腔全体の健康維持につながります。

入れ歯以外の治療の選択肢

入れ歯以外の治療の選択肢は、以下のとおりです。

  • インプラント
  • ブリッジ

ひとつずつ解説します。

インプラント

インプラントは、顎の骨に人工の歯根を埋め込むことで、天然歯に近い機能を取り戻す治療法です。

入れ歯のように取り外す手間がなく、自分の歯と同じ感覚で力強く噛める点が最大の魅力です。

また、ブリッジのように周囲の健康な歯を削る必要がないため、残っている歯の寿命を延ばすことにもつながります。

ただし、自由診療のため費用が高額になりやすく、外科手術が必要な点には注意が必要です。

見た目の美しさと高い機能を両立させたい方にとって、非常に満足度の高い選択肢となるでしょう。

入れ歯とインプラントの違いについては、下記の記事でも解説しています。

詳細は「入れ歯とインプラントの違いは?比較表や治療方法の選び方を徹底解説」をご覧ください。

ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣を支えにして人工歯を固定する治療法です。

固定式のため装着時の違和感が少なく、自分の歯に近い感覚で食事を楽しめます。

インプラントのような外科手術が不要で、短期間で治療が完了し、保険適用が可能である点も大きなメリットです。

一方で、支えとなる健康な歯を削る必要があり、その歯に負担がかかるという側面も持っています。

手術を避けつつ、しっかりとした噛み心地を早期に手に入れたい方に適した治療法です。

入れ歯とブリッジはどっちがいいのかについては、下記の記事でも解説しています。

詳細は「入れ歯とブリッジはどっちがいい?入れ歯とブリッジの違いを解説」をご覧ください。

入れ歯に関するよくある質問

入れ歯に関するよくある質問を以下にまとめました。

入れ歯の見た目や使用感はどう変わる?

最新の入れ歯は精密な型取り技術により、装着感や見た目が劇的に進化しています。

保険適用の入れ歯であっても基本的な機能を十分に満たす設計が可能であり、日常生活に支障をきたすことはありません。

さらに自費診療を選べば、金属を使用しない軽くて薄い素材や、吸着力の高い構造により、違和感や喋りにくさを最小限に抑えられます。

入れ歯の見た目については、下記の記事でも解説しています。

詳細は「入れ歯は見た目でバレる?目立ちづらい入れ歯の種類まで紹介」をご覧ください。

周囲に気づかれにくい入れ歯はある?

「入れ歯であることを知られたくない」というニーズに応える、審美性の高い選択肢も増えています。

たとえば、金属のバネ(クラスプ)を使用しない「ノンクラスプデンチャー」です。

歯茎の色に馴染む特殊な樹脂を使用しているため、口を開けても装置が目立たず、非常に自然な仕上がりになります。

ほかにも、磁石の力で固定するタイプなど、周囲の視線を気にせずに済む工夫がいくつも存在します。

【まとめ】定期的な歯科健診が残りの寿命を延ばす

60代で直面する入れ歯の問題は、これからの人生をより豊かにするための前向きなステップです。

歯を失ったまま放置せず、適切な治療で「しっかり噛める状態」を維持することは、全身の健康を守ることに直結します。

もし「60代で入れ歯にして恥ずかしい思いをしたくない」「自身の最適な治療法が知りたい」方は、早めに歯科医院を受診してみましょう。

大宮いしはた歯科では、入れ歯やインプラント、審美歯科など、患者さんの解消したいお悩みに応じて最適なご提案・治療をおこなっております。

現在の歯に関する噛み合わせを改善し、笑顔で食事や会話を楽しみたいと思っている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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