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2026.04.21

親知らずは口腔外科でしか抜けない?理由と判断のポイントを解説

親知らずは口腔外科でしか抜けない?理由と判断のポイントを解説

親知らずは口腔外科でしか抜けないと聞き、「かかりつけの歯科医院では無理なのか」と思っている方もいるかもしれません。

しかし、歯の生え方や位置、周囲の神経との関係などにより難易度が変わるため、口腔外科でしか抜けないわけではありません。

この記事では、一般歯科と口腔外科の違い、口腔外科での抜歯が勧められるケースなど、どのような場合に専門的な対応が必要なのかについて解説します。

親知らずの抜歯を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

大宮で歯医者をお探しなら大宮いしはた歯科

日本補綴歯科学会指導医が在籍

親知らずは口腔外科でしか抜けない?一般歯科との違い

親知らずは口腔外科でしか抜けない?一般歯科との違い

親知らずの抜歯は歯科医院で行われる処置ですが、歯の状態や周囲組織との関係によっては、口腔外科での処置が選択される場合もあります。

ここでは、両者の役割や治療内容の主な違いを解説します。

一般歯科

一般歯科では、主に虫歯治療や歯周病治療、被せ物や詰め物の処置などの治療が中心です。

親知らずの抜歯もこの中に含まれ、以下のようなケースは一般歯科で対応できます。

  • まっすぐ生えていて歯肉の外に出ている
  • 周囲に炎症や腫れがない
  • 神経や血管との距離が十分
  • 抜歯の難易度が比較的低いと診断された場合

このように、歯の位置や形が比較的単純な場合は、一般歯科での親知らずの抜歯が可能です。

口腔外科

口腔外科は、歯や歯肉だけでなく、顎骨や神経、口腔内の外科処置を扱う診療分野です。

切開や縫合、骨の処置など、外科的な操作を伴う治療を専門的に行います。

レントゲンやCTなどの画像検査を用いて、歯や顎骨の位置関係を確認し、処置方法を判断します。

抜歯だけでなく、顎関節症、口腔内の外傷、腫瘍など、口腔領域の外科的疾患にも対応する診療科です。

親知らずの抜歯では、外科的処置を伴うケースで口腔外科での対応が選択されることがあります。

例えば、歯肉を切開したり、歯を分割して取り出したりする処置が必要になる親知らずが対象です。

親知らずは口腔外科でしか抜けないと言われるのはなぜ?

親知らずは口腔外科でしか抜けないと言われるのはなぜ?

親知らずの抜歯はいわゆる「街の歯医者さん」でも可能です。

しかし、難症例の場合は高度な設備・技術が求められるため、場合によっては断られ、大きな病院の口腔外科を紹介されるケースもあります。

糖尿病や高血圧などの全身疾患がある方は、出血や感染のリスクを考慮し全身状態の管理が必要で、一般歯科では対応できない可能性があります。

ただし、すべての難症例が大学病院を始めとする大きな病院でしか対応できないわけではありません。

高度な設備・技術があり、口腔外科の経験豊富な歯科医師であれば、難症例に対応可能な場合もあります。

日本口腔外科学会が認定する「口腔外科認定医」などの有資格者が在籍しているか、HPをチェックしてみるとよいでしょう。

抜歯が難しい親知らずの特徴

抜歯が難しい親知らずの特徴

親知らずの抜歯の難しさは、歯の向きや埋まり方、神経との距離、周囲組織の状態など、複数の要素を総合的に判断して決まります。

ここでは、抜歯が難しくなることが多い親知らずの特徴を、リスクも含めて解説します。

横向き・斜めに埋まっている

親知らずは、顎の奥に十分なスペースがない状態で生えてくることもあり、歯が横向きや斜めの方向に傾いて歯肉に埋まっているケースがあります。

このような状態の場合、通常の抜歯のように歯を動かして取り出すのが難しく、歯肉を切開し、歯の周囲の骨を削る処置が必要です。

また、歯の形や位置によっては、歯を分割する処置をすることもあり、難易度が高くなります。

下顎の神経に近い位置にある

下顎の親知らずの近くには、下歯槽神経と呼ばれる重要な神経が通っているため、抜歯の際には神経との距離を慎重に確認しなければなりません。

親知らずの根が神経の近くにある場合、抜歯の操作により、神経に刺激が加わり、下唇や顎の一部にしびれや違和感が生じることがあります。

時間の経過とともに回復することも多いですが、まれに症状が残るケースもあるため、注意が必要です。

歯肉の中に深く埋まっている

親知らずが歯肉や顎の骨の中に埋まった状態は、埋伏歯と呼ばれます。

歯の一部だけが歯肉から見えている部分埋伏と、歯が完全に埋まっている完全埋伏に分類されます。

歯肉の中に完全に埋まっている場合は、歯肉を切開して歯を露出させる処置が必要です。

また、歯が骨に覆われている場合には、周囲の骨を一部削ることで、歯を取り出すスペースを確保します。

炎症や腫れを繰り返している

歯の一部だけが歯肉から出ている親知らずの場合、汚れが溜まりやすく、細菌が繁殖して炎症が起こることがあります。

歯肉が大きく腫れる、痛みや膿が出る、口が開きにくくなるといった症状が見られたら、感染が周囲に広がっているかもしれません。

このような場合は、抗菌薬の投与や洗浄などで炎症を落ち着かせた後、再発を防ぐ目的で親知らずの抜歯を検討します。

抜歯に伴うリスクが高いと判断された

親知らずの状態や体調によっては、抜歯に伴うリスクが高くなることがあります。

以下のような特徴をもつ親知らずの場合は、通常の抜歯より慎重な処置が必要です。

  • 下顎の神経に非常に近い位置に親知らずがある
  • 糖尿病や高血圧などの全身疾患がある
  • 抗凝固薬・抗血小板薬など、出血に関係する薬を服用している
  • 顎の骨が硬く外科的処置が必要になる可能性が高い
  • 炎症や感染が強く、周囲組織の腫れが大きい
  • 複雑な位置や生え方をしている

このような状態では出血リスクや処置時間が長くなる可能性があり、事前検査や全身状態の確認をしながら処置方法を検討しなければならないため、難易度が高くなります。

親知らずは抜く?様子を見る?

親知らずは抜く?様子を見る?

親知らずは、必ず抜くとは限らず、歯の生え方や周囲の歯への影響、症状の有無などを確認したうえで判断されます。

口腔内の状態には個人差があるため、歯科医院で診察を受け、将来的なリスクも含めて検討しましょう。

抜歯が勧められるケース

親知らずが生えていることで、周囲の歯や歯肉に影響が出ている場合には、抜歯が勧められることがあります。

親知らずの周囲で腫れや炎症を繰り返している、虫歯や歯周病などのトラブルがあるなど、周囲の歯へ悪影響を及ぼしているケースです。

また、歯並びへの影響や病変が見つかった場合も、抜歯が検討されることがあります。

経過観察するケース

親知らずがまっすぐ生えていて、噛み合わせや周囲の歯に問題がない場合には、すぐに抜歯を行わず経過観察となるケースもあります。

歯肉の炎症や虫歯、痛みなどの症状がなく、日常の歯磨きで管理できている状態であることが主な条件です。

また、完全に歯肉や骨の中に埋まっている親知らずでも、周囲の歯や骨に影響がなければ、無理に抜歯を行わず、経過観察で留めることもあります。

ただし、加齢とともに口腔内環境が変化し、将来的に炎症や虫歯の原因になることもあるため、定期的な歯科検診で状態を確認することが重要です。

抜歯が必要な親知らずを放置するとどうなる?

抜歯が必要と判断された親知らずを放置していると、周囲の歯や歯肉に影響が及ぶことがあります。

例えば、親知らずの周囲は汚れが溜まりやすく、歯肉の腫れや痛みが生じる可能性があります。

炎症を繰り返す智歯周囲炎(ちししゅういえん)になると、隣の歯がダメージを受け、トラブルになりかねません。

斜めに生えている場合も、隣の歯との間に汚れが残りやすくなり、虫歯や歯周病の原因となります。

また、埋まっている親知らずの周囲では、嚢胞(のうほう)と呼ばれる病変ができることがあります。

袋状の組織の中に液体が溜まる状態で、大きくなると周囲の骨を圧迫し、顎の骨に影響することもあるため注意が必要です。

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日本補綴歯科学会指導医が在籍

口腔外科のある歯科医院で親知らずを抜くメリット

口腔外科のある歯科医院で親知らずを抜くメリット

親知らずの抜歯は、状態により難易度が変わりますが、口腔外科の知識と経験をもつ歯科医師が在籍する歯科医院では、難易度の高い抜歯に対応可能です。

事前の精密検査を踏まえ、歯の位置や神経、血管への配慮をしながら、状態に応じたさまざまな処置方法を選択できます。

また、歯肉の切開や骨の処置を伴う抜歯では、術後の腫れや痛みへの対応、感染予防なども重要です。

必要に応じて、他科と連携しながら治療計画を立てることも考えられます。

合併症が起きた場合の対応体制を含め、外科処置に慣れた歯科医師が対応することで、適切な術後管理を行えます。

親知らずを抜く場合に知っておきたいこと

親知らずを抜く場合に知っておきたいこと

親知らずの抜歯は一般的な歯科処置の一つですが、初めて治療を受ける際は不安になる方も少なくありません。

ここでは、抜歯前の検査や当日の処置内容、抜歯後の経過など、親知らずを抜く際に知っておきたい主なポイントを解説します。

事前検査が必要

親知らずの抜歯を行う前には、歯の位置や周囲の状態を確認するための検査が行われます。

レントゲン撮影を行い、歯の向きや根の形、骨の状態などを見るのが一般的です。

特に、下顎の親知らずでは、顎の骨の中を通る神経との距離を確認することが重要です。

神経に近い位置にある場合には、歯科用CTを用いて、より詳しく位置関係を調べる必要があります。

抜歯当日の処置

通常、親知らずの抜歯は、局所麻酔を行ったうえで処置します。

麻酔が十分に効いたことを確認してから処置を開始するため、痛みを感じにくいです。

歯がまっすぐ生えている場合には、歯を少しずつ動かしながら取り出す方法で抜歯します。

一方、歯肉や骨の中に埋まっている場合には、歯肉の切開や歯の分割などの外科的な処置が行われます。

抜歯後の経過

親知らずの抜歯後は、数日程度腫れや痛みが出ることがあります。

特に、歯肉の切開や骨の処置を伴った場合には、約2~3日は腫れることが多く、その後少しずつ落ち着いていくのが一般的です。

痛みが予想されるため、鎮痛薬を処方されることもありますが、用法・容量を守って服用してください。

また、抜歯後は、傷口の治癒を妨げる行動を避けることが大切です。

食事は麻酔が完全に切れてからにして、当日は柔らかい食べ物を選びましょう。

硬いものや刺激の強い食事は、傷口に食べ物が入り痛む可能性があるため、避けてください。

飲酒や激しい運動、長時間の入浴は、血流を促して出血や腫れを強くする可能性があるため、歯科医師の指示のある期間は控えましょう。

抜歯に伴うリスク

親知らずの抜歯は、処置内容や歯の位置によっては、術後に以下のような症状が現れることがあります。

  • 開口障害:抜歯後の炎症や周囲の筋肉の緊張により、口が開きにくくなる
  • しびれ:下顎の神経近くの抜歯の場合、下唇や顎、舌にしびれや違和感が出ることがある
  • 味覚障害:舌の神経が影響を受けた場合、味を感じにくくなることがある
  • ドライソケット:抜歯後にできる血の塊が取れ、骨が露出することで強い痛みが続く状態

これらの症状は、一時的なものがほとんどで、数日から1週間ほどかけて落ち着くことが多いです。

ただし、ドライソケットは、術後数日してから痛みが強くなることが特徴で、歯科医院での処置が必要になる場合もあります。

抜歯の費用目安

親知らずの抜歯には、基本的に健康保険が適用されます。

費用は、歯の生え方や処置の難易度によって変わりますが、3割負担の場合は以下が費用目安です。

親知らずの状態 処置内容 費用目安(3割負担)
まっすぐ生えている・歯肉の上に出ている 歯を動かして取り出す 約1,000~3,000円
斜めに生えている・一部が歯肉に埋まっている 歯肉の切開・歯の分割などを伴う 約3,000~5,000円
骨の中に埋まっている(埋伏歯) 歯肉の切開・骨の一部を削る処置などを伴う 約4,000~10,000円

このほか、レントゲンやCTなどの検査費用、麻酔代、処方薬などが別でかかる場合があります。

費用は歯の状態や処置内容によって変わるため、診察時に歯科医院で説明を受けるのが一般的です。

大宮いしはた歯科の親知らず抜歯

大宮いしはた歯科の親知らず抜歯

大宮いしはた歯科では、親知らずの状態や希望に合わせた抜歯を行っています。

口腔外科の経験をもつ歯科医師が対応し、負担を軽減できるように配慮しています。

口腔外科専門の歯科医師が在籍し難症例にも対応

大宮いしはた歯科には、口腔外科専門の歯科医師が在籍し、難症例の親知らずの抜歯に対応しています。

抜歯が難しく外科処置を伴う親知らずは、一般歯科では抜歯ができないと断られる場合や、大学病院を紹介されることもあります。

しかし、口腔外科専門の歯科医師が在籍していることで、他院で抜歯が難しい症例でも、状態によっては対応可能です。

また、抜歯後の痛みや腫れなどの経過についても相談でき、処置後の不安に対するアフターフォロー体制も整っています。

静脈内鎮静法を活用し一度に2〜4本の抜歯も可能

親知らずが複数本ある場合、1本ずつ抜歯を行うと通院回数が増え、その都度腫れや痛みを経験することになります。

大宮いしはた歯科では、静脈内鎮静法を併用することで、親知らずを一度に2~4本抜歯できます。

静脈内鎮静法は、点滴から鎮静薬を投与し、リラックスした状態で処置を受けられる麻酔方法です。

仕事や学校などの予定に合わせて治療計画を立てたい方や、できるだけ短時間で親知らずの治療を終えたい方に向いています。

親知らずの生え方や全身状態によって、同時に抜歯できる本数は異なりますが、事前の検査と診察で安全性を確認したうえで処置を行います。

まとめ

親知らずは、必ずしも口腔外科でしか抜けないわけではなく、生え方や位置によって、一般歯科でも抜歯できる可能性があります。

状態によっては経過観察が選ばれることもあり、抜歯するかどうかの判断は、歯の状態により異なります。

難しい症例では、口腔外科の経験をもつ歯科医師による処置が必要なケースもあるため、事前にレントゲンや歯科CTでの検査をすることが重要です。

大宮いしはた歯科は、口腔外科専門の歯科医師が在籍し、難症例の親知らずの抜歯にも対応しております。

一度に4本の抜歯の場合でも、静脈内鎮静法を併用し、通常1時間以内に処置が可能です。

抜歯が難しいと言われてお悩みの方、通院期間や痛みへの配慮をご希望の方は、ぜひ大宮いしはた歯科へご相談ください。

大宮で歯医者をお探しなら大宮いしはた歯科

日本補綴歯科学会指導医が在籍

監修者情報

大宮いしはた歯科 院長 松田 駿司

大宮いしはた歯科 院長

松田 駿司

経歴

  • 2018年 神奈川歯科大学卒業
  • 神奈川歯科大学附属病院にて研修
  • 埼玉県内の医療法人で勤務
  • 2024年 大宮いしはた歯科院長就任

所属学会・資格

  • the just postgraduate course 修了
  • アストラテックインプラントシステムEVベーシックコース 修了
  • GPのためのベーシックエンドハンズオンコース修了
  • 松岡塾 Basic修了
  • レシプロソフト根管治療ハンズオンセミナー修了
  • straumann ベーシックコース修了
  • 歯周外科ハンズオンコース 修了
  • オーラルリハビリテーション 臨床審美歯科 コース 修了
診療時間
10:00-13:00
14:30-18:30

【 休診日 】 日曜・祝日

地図 地図

〒330-0854
埼玉県さいたま市大宮区桜木町1丁目398-1
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